函館にあるコワーキングスペースやシェアオフィスなどリモートワークやワーケーションに相応しい場所を紹介しています。函館観光の合間に訪れるのもよいですし、リゾートワークを兼ねて観光と仕事をしっかり楽しむために必要な情報を提供しています。

目次

函館のエリア紹介

まずは、函館の主要な都市の分布のをご紹介します。

函館市の中心地は大きく分けて3つの地域に分かれます。
1.西部地区
2.大門地区(IR函館駅前)
3.五稜郭地区

1.西部地区
函館山の麓であり、江戸時代幕末に横浜や神戸よりも早く外国に開かれたのが箱館港。外国からの文化が流れ込み、発展した地域が西部地区のあたりです。日本で初めてコーヒーが一般人に提供されたのは函館という話もあるくらい近代の歴史が豊富。

現在でも和洋折衷の建築物が数多く残り、各教派の教会や石畳の坂、整備された庭園などが綺麗な街並みがあります。歴史的建造物を活用したパン屋さんやカフェなどがあり、観光客で賑わう場所。古くからの住民の皆さんが暮らす住宅街でもあります。

赤い屋根が目印の西部地区のカトリック元町教会(筆者撮影)

2.大門地区(JR函館駅周辺)

かつて西部地区の外れには「江戸の吉原以北最大の遊郭」と呼ばれた蓬莱町遊郭がありました。明治から昭和初期の大火で焼失した後、移設された遊廓が元になり形成されたのが大門地区です。その入り口に吉原遊廓のごとく巨大な門がそびえていて、その巨大な門を「大門」を呼んだことが地名の由来となっているとのこと。

JR函館駅から徒歩圏内で、観光客で賑わう居酒屋や大門横丁などがあります。周辺は再開発の途中のためか、駐車場や空き地だらけなのが少し寂しい状況ではありますが、行政主導で開発を進める計画もあるのでこれからが楽しみな場所。

大門横丁(筆者撮影)

3.五稜郭地区

国の特別史跡である五稜郭や五稜郭タワーといった観光スポットがあるエリア。現在の函館の最大の歓楽街である本町と隣接して賑わいを見せる場所です。函館で一番土地の公示価格が高い場所は、五稜郭公園前の交差点付近かと思います。

今話題の漫画「ゴールデンカムイ」でも重要な位置づけにある場所(筆者撮影)

つまりは、函館に来る目的によって、働く場所も変化する。

以下に、それぞれの地区にある函館のコワーキングスペースやシェアオフィスを紹介します。函館には行政主導のオフィスなどもいくつかありますが、ワーケーションに相応しいと思う独断と偏見で一部を紹介していきます。

まずは、

HAKOWORKS(ハコワークス)函館

JR函館駅や函館朝市から徒歩約7分で、函館市電の市役所前電停の目の前。観光客でにぎわいホテルが並ぶベイエリアからのアクセスも良好。作業に集中できるカウンター席や利用者同士コミュニケーションがとれるソファー席など、モードによって使い分けができる環境です。無人運営であり、24時間営業しているため、時間や人の目を気にせず働きたい人にはちょうど良いオフィス。ドロップイン利用は株式会社いいオフィスと提携しています。

また、家具付きの個室(月極)やバーチャルオフィスとしてのサービスも一部会員向けに提供しています。

東雲広路を望む気持ち良い窓側
20名近く座れるコワーキングエリア

【住所】函館市大手町18-7 NEWPORT BLDG.
【公式サイト】https://hakoworks.jp/
【営業時間】24時間営業

函館西部地区のコワーキングスペース

函館大三坂オフィス(大三坂ビルヂング2階)

函館にあるオフィスの中で、一番お洒落で立地や内装も函館らしいオフィス。異国情緒が溢れる旧仁寿生命の函館支店があった建物をリノベーションしてできました。オフィスだけではなく店舗やホステルなど複数の機能を持っている素敵な場所です。

建物が位置する大三坂の道は石畳が敷かれ、寺院や教会や和洋折衷の家が軒を連ねていて風情があり、“日本の道100選”に選ばれるほどの素敵な坂です。

Work + Vacation in 函館から引用

【住所】函館市末広町18-25 大三坂ビルヂング2F
【公式】https://www.hakodateoffice.com/

大門地区(JR函館駅周辺)のコワーキングスペース

はこだてみらい館 テラススペース

JR函館駅のロータリーを渡ったところにある複合施設「キラリス函館」3階のキッズスペースと併設された場所。土日祝日は親子連れで賑わっています。仕事をする場所としては少し賑やかすぎる印象はありますが、JR函館駅前という一等地にあるため、電車の乗車前など少し仕事をしたいときには良い選択肢のひとつ。

http://写真
Work + Vacation in 函館から引用

【住所】函館市若松町20-1 キラリス函館3F
【公式サイト】http://hakodate-miraiproject.jp/

函館五稜郭地区・その他地区のコワーキングスペース

MIRAI BASE(万勝ビル1F)

五稜郭地区の更に北に位置し、若い世代が多く住む美原地区にあるコワーキングスペース。首都圏の企業とのコラボレーションなどイベントを企画し運営されています。また学生たちの活動を応援していることから、学生価格があったり学生向けのイベントも開催しているようです。

Work + Vacation in 函館から引用

【住所】北海道函館市美原2丁目7−21 万勝ビル1F
【公式サイト】https://miraibase.jp/

Gスクエア フリースペース等

函館一の繁華街である本町に位置し、五稜郭公園からも徒歩圏内の「Gスクエア」内にあるフリースペース。中高大学生が比較的多い印象はありますが、みんな読書をしたり、自習したりしているため比較的静かな環境で仕事をすることができます。五稜郭の交差点を望める位置に座ると函館山が見えて、函館らしい気分で仕事ができるのもポイントです。

http://写真
Work + Vacation in 函館から引用
筆者撮影 Gスクエア函館(筆者撮影)

【住所】函館市本町24-1 シエスタハコダテ4F
【公式サイト】https://g-sq.jp/

番外編

東急ステイ函館朝市 灯の湯

函館で長期滞在するときは「東急ステイ函館朝市 灯の湯」がかなり便利。洗濯機が各客室についていたり、一部の部屋には机もあったりと設備面でも快適なのですが、一番のオススメは17階にある宿泊者専用のラウンジです。

ラウンジで快適に過ごすためには、連泊することで初めてそのメリットを享受できるのですが、朝温泉に入った後外出前にひと仕事したり、オフィスでの仕事に飽きたときは、気分転換にラウンジで無料のコーヒーを飲み、函館山を見ながら仕事をしたりと、本当に快適な場所です。まさにワーケーションに相応しい場所ともいえるかもしれません。

東急ステイ函館朝市のラウンジから望む函館山(筆者撮影)

夜はこんな素敵な雰囲気になります。バー営業は長らく停止したままですが、出入りは自由なので、ライトアップされた函館のレンガ倉庫群やイカ漁を眺めながらボーっとするのもよいです。

東急ステイ函館朝市のラウンジ(筆者撮影)

参考:写真や施設関連情報は、各公式サイトと以下のサイトから拝借しました。

Work + Vacation in 函館